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雑記

スポーツ選手が実践している、ほどけにくい靴紐の結び方

投稿日:2019年1月6日  更新日:

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皆さん、歩いている途中や、スポーツの最中に、すぐに靴紐がほどけてしまって、困ってしまうこと、ありませんか?

「なんで、この靴は、こんなにすぐ靴紐がほどけるの!?」っていう靴(靴紐)に巡り合ってしまうこともありますよね。

そんなときは、この記事でご紹介する「イアンノット」という結び方で、靴紐を結んでみてください。

絶対にほどけない、とは言えませんが、靴紐がほどけてしまう頻度はかなり減らすことができると思います。

イアンノット(Ian Knot)

多くの方は、靴紐を結ぶとき、蝶結び(蝶々結び)という結び方を使っていると思います。

この蝶結びよりも、ほどけにくく、さらに、より素早く結ぶことができる方法として開発されたのが、イアンノットです。

「ノット(knot)」というのは、「結び」という意味です。

このイアンノットは、オーストラリア在住のIan Fieggenさんという方が開発した結び方です。

この結び方は、元卓球日本代表選手の福原愛さんも採用しています*1

スポーツ選手にとって、プレー中に靴紐がほどけてしまうというのは、一大事です。

この記事冒頭の写真に写っているテニスシューズ(Nike Air Zoom Vapor X)の紐は、このイアンノットで結んであります。よく目をこらして見ないと、普通の蝶結びとの違いは分からないかもしれませんね。

さて、そのイアンノットのやり方ですが、Ianさんご本人が、動画で説明してくれていますので、そちらをご覧ください。

⇩この動画です。


Ian Knot detailed tutorial - Professor Shoelace

いかがでしょうか。

実際にやってみないと分からないかもしれませんが、慣れてしまうと、簡単に結べてしまいます。

そして、このイアンノットは、普通の蝶結びよりも、間違いなく、ほどけにくいです。

私は、靴紐がほどけやすい靴を履いて、右足の靴はイアンノットで、左足の靴は普通の蝶結びで結んで、30分ほど歩いてみたのですが、蝶結びで結んだ方は途中でほどけたのに対し、イアンノットで結んだ方は最後までほどけませんでした。

イアンノットがほどけにくい理由ですが、この結び方ですと、左右の紐が左右対称の形で結ばれることになるため、左右の紐のつり合いが取れていて、振動が生じても紐が動きにくいからだと考えられます。

まとめ

私は、イアンノットと出会ってから、ほどけた靴紐を結びなおす、という煩わしさから解放されました。

現在は普通の蝶結びで結んでいるが、靴紐がすぐにほどけてしまい困っている、という方は、是非、イアンノットを試してみてください。

ちなみに、イアンノットは、手で紐を引っ張れば、すぐにほどくことができますので、テニスのゲーム中に、あえて靴紐を結び直して間を取る、ということは問題なくできますので、ご安心ください。

*1:2016年3月2日放送の「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」という番組(テレビ東京系列)で紹介されました。

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